太陽光発電とは?太陽光発電のメリットとFIT制度

太陽光発電とメリット

太陽光発電とは太陽光をエネルギー源として、太陽電池によって直接電気に変換する発電の方法です。太陽電池モジュールは、利用していない屋根の上や壁に設置できるので比較的とり入れやすいシステムです。電気は直流のため、パワーコンディショナーで交流に変換され分電盤に接続されます。昼間に作った電気はそのまま利用し、余ると自動的に電力会社に送られ買いとってもらうことができます。逆に夜間や天気が悪くて発電できず電力が足りないときなどは、足りない分だけを電力会社から買いとるので電気代を安く抑えることが可能です。太陽光発電は、送電設備のない山岳部や農地などの遠隔地でも使うことができます。災害時などには非常用電源としても使えます。

再生可能エネルギーのFIT制度とは?

太陽光発電で作った電気は、まず自宅などで利用します。余った電気が、FIT制度(固定価格買取制度)の対象です。FIT制度は太陽光発電を含む再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買いとることを国が保証する制度です。買いとりのための費用は、電気の利用者が賦課金の形で負担しています。電気の買いとり期間は、10キロワット未満の太陽光発電設備では10年です。10キロワット以上の発電設備では、買いとり期間は20年となっています。50キロワット未満の産業用太陽光発電は2019年度までは発電した電気の全量を売ることが可能でしたが、2020年度以降は自家消費したあとの余剰分のみの買いとりとなりました。10kW以上50kW未満の太陽光発電では、30%以上を自家消費することが必須条件です。

太陽光発電の設置に掛かるコストはパネルの枚数や使用する機材などで大きく変わります。パネル同士の隙間を無くす、複数の業者から見積もりを取って比較検討をすることが太陽光発電の価格を抑える秘訣です。